はじめに
「能力もやる気もあるのに、会社で評価されなかった」。
そんな経験をお持ちの方に向けて、当社代表のキャリアをお話しします。
実は私自身、決してエリートと呼べる経歴ではありません。
会計士試験もストレートで合格していませんし、就活でも大学受験でも、第一志望には届きませんでした。
それでも今、自分のなりたい方向に確実に進めていると感じています。
今回は、その軌跡を率直にお伝えします。
↓代表の写真。上場の際の東証の鐘との記念写真。

Q1. これまでのキャリアを簡単に教えてください。
新卒で監査法人トーマツに、短答式試験のみ合格のジュニアスタッフとして入社しました。
当時は東証1部上場企業3社を担当し、入社した年になんとか論文式試験にも合格することが出来ました。
3年目から海外赴任を目指して総合商社監査に移り、親会社とグループ会社の監査を担当しました。
その後、コロナ禍で監査の経験量が減少していくことに危機感を抱き、より短期間で圧倒的な経験を積みたいと考えてスタートアップへ転職しました。
1社目は8ヶ月で離れ、2社目で経理マネージャーとして入社。
稟議システムの導入、決算対応、メンバー育成、中期経営計画策定、エクイティストーリー作成、投資家対応など、
IPOプロセス全般に関わり、公開価格で時価総額300億円、初値360億円のIPOを経験しました。
上場の翌年、より多くの会社のバックオフィスに貢献したいという想いから、当社を設立。
これまで上場企業5社、上場準備企業5社にサービスを提供してきました。
Q2. バックオフィス領域に関わるようになったきっかけは何でしたか。
スタートアップでのIPO準備が直接のきっかけです。
監査法人時代は外部から見ていましたが、社内に立場が変わって初めて、
バックオフィスがこんなにも大変なのか
と驚きました。
監査法人は会計士試験合格者ばかりであり、知識が一定程度担保されており同質的な環境ですが、
スタートアップはバックグラウンドが多様で、コミュニケーションが一筋縄ではいきません。
情報も整理されておらず、必要な情報は自分で取りに行く必要があります。
多くの会社がこの課題に苦労しています。
コンサルとして第三者の立場から動くことで、社内へのリクエストを出し、物事を前に進められる。
これが当社の価値だと考えています。
Q3. 過去のキャリアの中で、最も印象に残っている経験は何ですか。
私は会計士試験もストレートでは受かっていませんし、
一般就活でも希望の会社に合格できず、大学も第一志望ではありません。
決してエリートではなく、人より行動し経験することで前進してきたキャリアです。
最も印象に残っているのは、監査法人時代に上司に指導してもらった経験です。
成果物の質の追求、クライアントへの対応、チームとしての動き方。社会人としての基礎を作っていただきました。
退職時のご挨拶で、最も厳しく叱ってくださった上司から「期待の裏返しだった」「これからの活躍を期待している」と伝えてもらいました。
目頭が熱くなると同時に、プロとしての矜持を持って仕事していかなければと、今も心に残っています。
Q4. 仕事観に大きな影響を与えた人や出来事はありますか。
これも先ほどの上司です。
徹底的に質にこだわること、そのために時間も苦労も厭わないこと、クライアントから情報を引き出すコミュニケーションの取り方など、本当に多くを学びました。
印象的なのは、新人時代に「電話の出方」を注意されたことです。
地声で出ていたのですが、機嫌が悪く聞こえる可能性があると指摘されました。
そんな相手には連絡したくなくなり、結果的にクライアントからの連絡が減るリスクがある、というわけです。
対面なら問題なくても、電話では伝えられる情報が少ないため工夫が必要になる。
これはSlackやメールでのコミュニケーションにも応用できる考え方です。
Q5. これまでのキャリアを振り返って、今の自分につながっている学びは何ですか。
社会に出てきてからのキャリアとは異なりますが、キャリアの根幹は、高校時代のラグビーだと思っています。
ラグビーは一芸ができるだけでは良い選手とは言えず、多くの基礎能力をバランスよく伸ばす必要があります。
私は会計を武器にしつつ、監査、IPO、経営企画、内部監査、自社経営と多様な経験を積み上げてきました。
ラグビーで学んだのは、15人で1つの目標に向かう難しさと、全員の考えが揃ったときの楽しさ。
社会には理不尽があること、それを努力で解決する面白さ。
時間は誰にとっても平等ですが、使い方で成果に大きな差が生まれること。
サッカーやバスケットボールも経験しましたが、ラグビーは私にとって特別です。

Q6. なぜ独立・起業しようと思ったのですか。
「自分が会社員の時に感じた理不尽への抵抗、そして解決への近道になる」と感じたからです。
少なくとも日本において、バックオフィスは非常に雑に扱われていると肌で感じました。
この理不尽を看過することができなかったのです。
ただ、この状況は必然的でもあります。
①バックオフィスはコストセンターのため投資される機会が少ない。
↓
②だから経験できるチャンスも少なく、ノウハウが溜まらない。
↓
③たまに来るチャンスもうまく進められず、経営陣はさらにコストをかけなくなる。
構造上の悪循環があります。
しかも月次決算の遅れなど、バックオフィスの課題の多くは他部署からのしわ寄せが原因です。
情報提供が遅い、資料が変化する、数字が整合しない、そもそも提供の必要性が認識されていない。
この構造を認識している経営者が本当に少ないのです。
この問題を変えたい。それが当社設立の理由です。
Q7. 数あるテーマの中で、バックオフィスコンサルを選んだ理由は何ですか。
スタートアップ時代に感じた苦労が出発点です。
大きな課題なら一般的なコンサル会社が助けてくれます。
しかしスタートアップではリソースが足りないため、ノウハウを提供されるだけでは業務に落とし込めません。
また、日々の業務で気になることや他社での実務例が知りたいときに「誰かいないものか」と感じていました。
だからハンズオンで出社対応や成果物作成まで対応することにこだわる当社を設立しました。
Q8. 創業時に最も悩んだこと、迷ったことは何ですか。
「自分にコンサルタントとしての価値が本当にあるのか」という点です。
会社設立時は拡大を考えておらず、1人でできる範囲で続けるつもりでした。
しかし、
「上場企業のクライアントについては、契約以来解約の実績がない」
ことが自信につながり、社会に求められているのであればより多くの企業に貢献したいと思いました。
私のような人材は、時間をかければ再現性があると考えています。
だからこそ社内で育成して、より多くの会社にサービスを届けたいと思っています。
Q会社名にはどのような想いを込めましたか。
「comvas」は造語です。
ラテン語から、companyの「com」(共に)、vaseの「vas」(器)を一語にしました。
バックオフィスのサービスを通じて、
「当社社員およびクライアント社員と共に、クライアントの会社の器を大きくすることに貢献したい」
という想いを込めています。
また、語感で「コンパス」にも掛けており、
「クライアントの進むべき先を示す指針となりたい」
という思いも込めています。
↓当社のロゴ。器を意識したマークに、コンパスの北を指す赤色をモチーフとしています。

終わりに
次回は、当社が大切にしている仕事観、そして目指している会社の姿についてお話しします。
「いいコンサルタント」とはどういう人か、AIを業務にどう取り入れているか、5年後・10年後にどんな会社にしたいか。
より具体的な内容に踏み込みます。

